二年ぶりのお客様に言われたこと
- Admin
- 7月4日
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今日、久しぶりにお客様がお見えになった。
おそらく、二年ぶりくらいになるだろうか。
一通り施術を終えたあと、その方にこう言われた。
「松岡先生、パワーアップされましたね」
自分では、特にパワーアップしたという自覚はなかった。
けれど、そう言われてみると、この一、二年はいろいろなことがあった。
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まさか自分が、中目黒のマンションから千葉に引っ越すことになるとは思っていなかった。
しかも、お義父さんと一緒に暮らすことになるとも思っていなかった。
それまで一緒に生活したことのなかった人と、毎日同じ家で暮らす。
これは、なかなか大きな変化だった。
もちろん楽しいことばかりではない。
気を遣うこともある。
生活のリズムも違う。
けれど、そういう日々の中で、自分の中の何かが少し鍛えられた感じはある。
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今の家は、右隣が神社で、左隣がお寺である。
なかなか特殊な立地だと思う。
最初は少し不思議な感じがしたが、住んでいるうちに、身体がよく休まる場所だと感じるようになった。
以前は、神社にお参りするのは年に一、二回くらいだった。
それが今では、毎週のように隣の神社へお参りしている。
去年の三月に、お義母さんが亡くなった。
それ以来、毎日、お義母さんの仏壇にお線香をあげている。
そしてお義父さんは月命日になると、毎月、隣のお墓に花を供えている。
生きている人の生活のすぐそばに、亡くなった人の気配がある。
この一、二年は、生と死を以前よりも近くに感じる日々になった。
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もう一つ大きいのは、温泉だ。
車で十分ほどのところに、源泉かけ流しの日帰り温泉がある。
最近は週に三回くらい通っている。
一人で車に乗って、温泉に入り、何もせずにぼーっとする。
それだけの時間だ。
けれど、その時間があることで、身体の深いところが少しずつ戻ってくる感じがする。
東京にいた頃には、こういう時間はなかなか持てなかった。
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私たちは、明確な意志を持って千葉に来たわけではない。
選んだというより、流れの中でそうなった。
けれど、結果的には、とてもよかったのだと思う。
家族にとっても。
自分にとっても。
カラダナオルにとっても。
今日、二年ぶりのお客様に言われて、初めて気づいた。
自分では気づかないうちに、少し変わっていたのかもしれない。
パワーアップという言葉が合っているかどうかはわからない。
ただ、お義父さんとの暮らしも、神社とお寺に挟まれた家も、お義母さんにお線香をあげる毎日も、温泉に通う時間も、少しずつ自分を変えていたのだと思う。



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