施術の外にある時間

最近はボツボツと新規のお客様が来るようになった。
また毎週、あるいは毎月など、決まった間隔で通ってくださる方もいる。
ありがたいことである。
施術をしている時間は、普段の生活と比べれば、ほんのわずかにすぎない。
その場で症状が軽くなったり、感じなくなったりしても、その後をどう過ごすかによって、身体の状態はまた変わってくる。
そのため、施術だけでなく、姿勢や呼吸、身体の使い方などについても、できるだけ伝えるようにしている。
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食事も、もちろん大切である。
脂っこいものを食べすぎれば、身体への負担が大きくなり、体調を崩してしまう人もいるだろう。
以前、健康にとって何が大切かと聞かれたときには、睡眠、運動、食事の三つだと答えていた。
今でも、その三つが大切であることに変わりはない。
ただ最近は、それ以上に、自分自身の意識が重要なのではないかと思うようになった。
どのように生き、どのような気持ちで毎日を過ごしているのか。
毎日が楽しいと思っている人と、毎日がつまらないと思っている人とでは、身体の状態にも何かしらの違いが表れるのだと思う。
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では、毎日がつらい人はどうすればいいのか。
仕事が明らかにつらそうな人には、環境を変えるのも一つの方法ですよ、と話すことがある。
日本では、逃げることや途中でやめることが、あまり好まれない。
最後まで我慢することに価値があると考える人も多い。
しかし、ほかの国では、合わない場所から離れることは、それほど特別なことではない。
自分を犠牲にしてまで働いたり、学校へ通ったりする必要はない。
場所を変えれば、そこから新しい人生が始まるかもしれない。
施術を受ける時間よりも、その外で過ごす時間のほうが、はるかに長い。
そういう当たり前のことを、私は大切に思っている。



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