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魔女の宅急便を、IMAXで観た

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 7月2日
  • 読了時間: 2分

昨日、『魔女の宅急便』の4KリマスターをIMAXで観た。

圧倒的な映像美だった。

そして、あらためてストーリーテリングのすごさに驚いた。

子どもの頃に観た映画が、まったく違う形で自分の心に響いた。

そのことに、少し驚いた。



去年、映画館で観た映画の中で一番よかったのは、『もののけ姫』の4KリマスターIMAX版だった。


あれは本当に素晴らしかった。


そして今年は、おそらく『魔女の宅急便』になると思う。


37年前の映画である。

それをIMAXで観ている。

にもかかわらず、まったく古さを感じなかった。


むしろ、今の映画よりもずっと新鮮に感じる瞬間があった。



説教臭いメッセージがない。

わかりやすい正解を押しつけてこない。

大きな声で感動させようとしない。


ただ、映像がある。

街がある。

風がある。

人がいる。


そして、いくつもの会話がある。


その一つひとつが、淡々と心に入ってくる。

映画とは、本来こういうものなのではないかと思った。



観ている時間は、あっという間だった。

けれど、とても幸福な時間だった。


キキが空を飛ぶ。

知らない街で暮らす。

少しずつ傷つく。

少しずつ人と出会う。

自分の力を見失う。


それでも、また飛ぼうとする。


その姿を見ていると、子どもの頃とはまったく違う場所に響いてくる。

これは、子どものためだけの映画ではない。


むしろ、大人になってから観るほど、深く届く映画なのかもしれない。



この映画には、静かなものが刻まれている。

働くこと。

独り立ちすること。

人に助けられること。

自分の力を失うこと。


もう一度、自分の感覚を取り戻すこと。


そういう、人が生きていく上で避けられないことが、あの映画の中には静かに入っている。



映画が終わったあと、少し席を立ちたくなかった。

あの街の風の中に、もう少しだけいたかった。


37年前の映画を、2026年にIMAXで観る。

それだけで、少し不思議な体験だった。

 
 
 

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