企画趣旨
世界は今、大きな転換点の中にあります。
経済、医療、教育、働き方、人間関係。
これまで「当たり前」だと思われてきた価値観が、静かに揺らぎ始めています。
その一方で、人々は再び、「目に見えないもの」へ関心を向け始めています。
空間の空気。
身体感覚。
直感。
相性。
場の力。
人と人のつながり。
生きる意志。
それらは本当に、ただの「気のせい」なのでしょうか。
藤原直哉氏は、目に見える物質的な世界を「実数」、目に見えない霊性や意識の世界を「虚数」として捉える、複素数的な世界観を語ってこられました。
一方、松岡祐紀は、3,000人以上の身体を見てきた経験から、身体は筋肉や骨格だけで成り立っているのではなく、空間、人間関係、土地、感情、意識の影響を強く受けると感じてきました。
そして近年、もうひとつ重要な視点が加わりました。
それが「3次の影響力」です。
社会ネットワーク研究では、私たちの幸福、健康、行動、孤独、うつ、肥満、喫煙、協力行動などが、友人、友人の友人、さらにその友人まで、3次先へと伝わることが示されています。
つまり、私たちの状態は、自分ひとりの中に閉じていません。
身体も、感情も、意識も、行動も、目に見えないネットワークを通じて広がっていきます。
では、これからの時代、人は何を頼りに生きていくのか。
自分の身体を整えることは、どこまで社会へ影響するのか。
日本という国は、これからどのような方向へ進んでいくのか。
この対談では、身体・経済・霊性・社会ネットワークを横断しながら、「見えない世界と、これからの日本」について語り合います。
対談内容
幅広いテーマを横断する対話
1. 複素数モデルで見る、これからの世界
藤原直哉氏が近年語られている「複素数モデル」。
物質として見える世界を実数、霊性や意識のように見えない世界を虚数として捉えると、私たちが生きている現実は、単なる物質世界ではなく、実数と虚数が重なり合った複素数的な世界として見えてきます。
経済も、政治も、身体も、人間関係も、目に見える数字や制度だけでは説明できません。
そこには、信頼、恐れ、希望、意志、場の空気といった、見えない要素が深く関わっています。
これからの日本を考える上で、この「見える世界」と「見えない世界」の両方をどう扱うのか。
それが、今回の対談の大きな軸になります。
2. 3次の影響力とは何か
「3次の影響力」とは、ハーバード大学の社会学者・医師であるニコラス・クリスタキス氏と、カリフォルニア大学サンディエゴ校の政治学者ジェイムズ・ファウラー氏らによって広く知られるようになった社会ネットワーク理論です。
その核心は、とてもシンプルです。
私たちの行動や言葉は、ネットワークを伝わって波及する。
友人へ。
友人の友人へ。
さらに、友人の友人の友人へ。
影響は3次先まで届き、そこから先では急速に弱まっていく。
この考えは、単なる思想ではありません。
米国の大規模な長期健康追跡研究である Framingham Heart Study などをもとに、幸福、肥満、喫煙、孤独、うつ症状、協力行動などが、人間関係のネットワークを通じて広がることが示されてきました。
私たちは、自分で思っているほど孤立していません。
自分の幸福も、不調も、緊張も、安心も、周囲へ伝わっていきます。
そして周囲の状態もまた、自分の身体へ入ってくることがあります。
これは、カラダナオルが身体を見てきた実感とも深く重なります。
3. SNS時代でも、影響するのは「強い絆」
SNSの時代、情報は一瞬で何万人、何十万人へ届くようになりました。
けれど、情報が届くことと、人の行動が変わることは同じではありません。
Facebookユーザー6,100万人を対象にした大規模実験では、投票行動を変える上で大きな影響を持ったのは、単なる情報メッセージではなく、「親しい友人が投票した」という事実でした。
リーチと影響力は違います。
たくさんの人に届くことと、本当に人を動かすことは違います。
人を変えるのは、今もなお、近い関係性であり、強い絆です。
これは、これからの社会、政治、経済、教育、医療、そして地域のあり方を考える上で、とても重要な視点です。
大きな変化は、巨大なシステムからだけ起きるのではありません。
一人の状態が変わること。
一つの場が整うこと。
一つの関係性が変わること。
そこから、3次先へと影響が広がっていく可能性があります。
4. 身体は、どこまで自分のものなのか
松岡祐紀は、対面施術だけでなく、遠隔サポートや空間の影響についても探求を続けてきました。
その中で強く感じているのは、身体は「個人の内側」だけで完結していないということです。
家に帰ると呼吸が浅くなる。
特定の場所に行くと身体が重くなる。
ある人と会ったあと、急に疲れる。
逆に、ある場にいるだけで身体が緩む。
こうしたことは、単なる気分の問題ではなく、身体に実際の変化として現れることがあります。
3次の影響力が示すように、人の状態はネットワークを通じて伝わります。
だとすれば、健康とは、単に筋肉や内臓を整えることだけではありません。
自分がどのような場にいるのか。
誰とつながっているのか。
どのような意識で生きているのか。
それらも含めて、身体は常に影響を受けています。
21世紀における健康とは、身体・空間・人間関係・社会・霊性を切り離さずに見ることなのかもしれません。
5. 対談50名が動くと、どこまで届くのか
3次の影響力を、今回の対談に当てはめるとどうなるでしょうか。
もし会場に集まる50名が、それぞれ身近な5人に影響を与えるとします。
その影響が友人、友人の友人、さらにその友人へと広がるなら、3次先には数千人規模の人がいます。
もう少し広く見積もれば、数万人、十数万人という単位にまで広がる可能性もあります。
もちろん、正確な人数を言い当てることが目的ではありません。
大切なのは、自分の言葉、身体の状態、生き方は、自分が思っている以上に遠くまで届いているということです。
この対談は、ただ話を聞くための場ではありません。
ここに集まる一人ひとりが、自分の感覚を取り戻し、身体を整え、生き方を少し変える。
その変化が、見えないネットワークを通じて周囲へ広がっていく。
その始まりの場になればと考えています
こんな方におすすめ
-
社会や経済の大きな変化に対して、既存の枠組み以外の視点を取り入れたい方
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藤原直哉氏の複素数モデル、見えない世界への考え方に関心のある方
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3次の影響力、社会ネットワーク、強い絆が社会に与える影響に興味のある方
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医療、治療、カウンセリング、教育などに関わる中で、「技術以上の何か」の壁を感じている方
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空間、人間関係、場の空気が身体へ与える影響について関心のある方
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SNS時代における本当の影響力とは何かを考えたい方
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自分の直感や身体感覚を、もう一度信頼してみたい方
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これからの日本の可能性を、身体・経済・霊性の視点から考えたい方
■ 日時
2026年8月22日(土)
開場 13:00 / 対談開始 13:30 / 終了予定 15:30
■ 会場
大手町サンケイプラザ 312号室
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-2
大手町駅直結 E1出口を出てすぐ
利用可能路線:丸ノ内線/半蔵門線/千代田線/東西線/都営三田線
■ 定員
54名(先着順)
■ 参加費
5,500円(税込)
当日は印刷したチケット、またはスマートフォンでQRコードをご提示ください。
【キャンセルポリシー】
ご購入後のキャンセル・返金は承っておりません。
あらかじめご了承の上、お申し込みください。




