
見えない世界と、これからの日本
── 身体・経済・霊性・3次の影響力をめぐる特別対談 ──
特別対談の動画を公開しました
2026年8月22日、大手町サンケイプラザにて開催した、藤原直哉氏と松岡祐紀による特別対談です。
幸せとは何か。
先の見えない時代を、何を頼りに生きていくのか。
そして、身体、経済、霊性、目に見えない人とのつながりは、どのように関係しているのか。
当日の対談を収録した約2時間のフルバージョンと、主要なテーマをまとめた20分ダイジェストを公開しています。
まず全体像を知りたい方は20分ダイジェストから、対話の流れを含めてじっくりご覧になりたい方はフルバージョンからお楽しみください。
企画趣旨
世界は今、大きな転換点の中にあります。
経済、医療、教育、働き方、人間関係。
これまで「当たり前」だと思われてきた価値観が、静かに揺らぎ始めています。
その一方で、人々は再び、「目に見えないもの」へ関心を向け始めています。
空間の空気。
身体感覚。
直感。
相性。
場の力。
人と人のつながり。
生きる意志。
それらは本当に、ただの「気のせい」なのでしょうか。
藤原直哉氏は、目に見える物質的な世界を「実数」、目に見えない霊性や意識の世界を「虚数」として捉える、複素数的な世界観を語ってこられました。
一方、松岡祐紀は、3,000人以上の身体を見てきた経験から、身体は筋肉や骨格だけで成り立っているのではなく、空間、人間関係、土地、感情、意識の影響を強く受けると感じてきました。
そして近年、もうひとつ重要な視点が加わりました。
それが「3次の影響力」です。
社会ネットワーク研究では、幸福や孤独、喫煙、協力行動などが、友人、友人の友人、さらにその友人まで、3次先まで連動して見られるという報告があります。どこまでが本当に「伝わった」結果なのかは、研究者の間でも議論が続いています。
それでも、私たちの状態は自分ひとりの中だけで完結していないのかもしれない。この対談は、その問いから始まりました。
では、これからの時代、人は何を頼りに生きていくのか。
自分の身体を整えることは、どこまで社会へ影響するのか。
日本という国は、これからどのような方向へ進んでいくのか。
この対談では、身体・経済・霊性・社会ネットワークを横断しながら、「見えない世界と、これからの日本」について語り合いました。
対談内容
幅広いテーマを横断する対話
1. 複素数モデルで見る、これからの世界
藤原直哉氏が近年語られている「複素数モデル」。
物質として見える世界を実数、霊性や意識のように見えない世界を虚数として捉えると、私たちが生きている現実は、単なる物質世界ではなく、実数と虚数が重なり合った複素数的な世界として見えてきます。
経済も、政治も、身体も、人間関係も、目に見える数字や制度だけでは説明できません。
そこには、信頼、恐れ、希望、意志、場の空気といった、見えない要素が深く関わっています。
これからの日本を考える上で、この「見える世界」と「見えない世界」の両方をどう扱うのか。
それが、今回の対談の大きな軸になります。
2. 3次の影響力とは何か
「3次の影響力」とは、ハーバード大学の社会学者・医師であるニコラス・クリスタキス氏と、カリフォルニア大学サンディエゴ校の政治学者ジェイムズ・ファウラー氏らによって広く知られるようになった社会ネットワーク理論です。
その核心は、とてもシンプルです。
私たちの行動や言葉は、ネットワークを伝わって波及する。
友人へ。
友人の友人へ。
さらに、友人の友人の友人へ。
影響は3次先まで届き、そこから先では弱まっていく。クリスタキス氏らはそう考えています。米国の長期健康追跡研究(Framingham Heart Study)などのデータから、幸福や喫煙、孤独、協力行動などが、人間関係のネットワークに沿って広がるように見えることが報告されてきました。
ただし、これらは人の行動や状態の広がりを調べた研究で、施術や遠隔の効果を示すものではありません。
私たちは、自分で思っているほど孤立していません。
自分の幸福も、不調も、緊張も、安心も、周囲へ伝わっていきます。
そして周囲の状態もまた、自分の身体へ入ってくることがあります。
これは、カラダナオルが身体を見てきた実感とも深く重なります。
3. SNS時代でも、影響するのは「強い絆」
SNSの時代、情報は一瞬で何万人、何十万人へ届くようになりました。
けれど、情報が届くことと、人の行動が変わることは同じではありません。
Facebookユーザー6,100万人を対象にした大規模実験では、投票行動を変える上で大きな影響を持ったのは、単なる情報メッセージではなく、「親しい友人が投票した」という事実でした。
リーチと影響力は違います。
たくさんの人に届くことと、本当に人を動かすことは違います。
人を変えるのは、今もなお、近い関係性であり、強い絆です。
これは、これからの社会、政治、経済、教育、医療、そして地域のあり方を考える上で、とても重要な視点です。
大きな変化は、巨大なシステムからだけ起きるのではありません。
一人の状態が変わること。
一つの場が整うこと。
一つの関係性が変わること。
そこから、3次先へと影響が広がっていく可能性があります。
4. 身体は、どこまで自分のものなのか
松岡祐紀は、対面施術だけでなく、遠隔サポートや空間の影響についても探求を続けてきました。
その中で強く感じているのは、身体は「個人の内側」だけで完結していないということです。
家に帰ると呼吸が浅くなる。
特定の場所に行くと身体が重くなる。
ある人と会ったあと、急に疲れる。
逆に、ある場にいるだけで身体が緩む。
こうしたことは、単なる気分の問題ではなく、身体に実際の変化として現れることがあります。
3次の影響力の研究が示唆するように、人の状態はネットワークを通じて伝わっていくことがあります。
自分がどのような場にいるのか。
誰とつながっているのか。
どのような意識で生きているのか。
それらも含めて、身体は常に影響を受けています。
21世紀における健康とは、身体・空間・人間関係・社会・霊性を切り離さずに見ることなのかもしれません。
5. 会場から、画面の向こうへ
当日は、会場に60名の方が集まってくださいました。そして公開した動画は、これまでに5万回以上ご覧いただいています。
会場にいた一人ひとりが、身近な人に何かを持ち帰ったとしたら。動画を見た方が、自分の身体や生き方を少しだけ変えたとしたら。
その変化は、3次先まで届いているのかもしれません。
正確な人数を数えることが目的ではありません。自分の言葉、身体の状態、生き方は、思っている以上に遠くまで届いている。この対談が、そのことを思い出すきっかけになればうれしく思います。
こんな方におすすめ
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社会や経済の大きな変化に対して、既存の枠組み以外の視点を取り入れたい方
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藤原直哉氏の複素数モデル、見えない世界への考え方に関心のある方
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3次の影響力、社会ネットワーク、強い絆が社会に与える影響に興味のある方
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医療、治療、カウンセリング、教育などに関わる中で、「技術以上の何か」の壁を感じている方
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空間、人間関係、場の空気が身体へ与える影響について関心のある方
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SNS時代における本当の影響力とは何かを考えたい方
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自分の直感や身体感覚を、もう一度信頼してみたい方
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これからの日本の可能性を、身体・経済・霊性の視点から考えたい方

