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「子供を産みたくない」という感情と、生理痛の話

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

この話は、研修会でも時々することがある。

30代の、まだ若い女性の話だ。


彼女の悩みは、子宮関係のトラブルだった。

特に酷い生理痛があり、日常生活にもかなり影響が出ていたらしい。


だから、初めてサロンへ来られた時は、まずその痛みをどうにかすることが先決だった。

私は彼女の頭に手を当て、いつものように身体全体を見ていった。


すると、下腹部のあたりから、妙な感覚が伝わってきた。

“ねじれている”。


そんな感覚だった。

もちろん、こんなことをそのまま伝えたところで、相手の役に立つとは限らない。


だから、もう少し深く見ていくと、ある強烈な感情が浮かび上がってきた。

「子供を産みたくない」

という感情だった。


しかも、かなり強い。

ただ、こういう時は難しい。


たとえ何かを感じ取ったとしても、それをそのまま本人へ伝えることは少ない。

本人にとって意味がなければ、ただ混乱させるだけだからだ。


それに、初対面であまりにも突飛なことを言うのも違うと思っている。

別に、私は占い師ではない。


ただ、その時は、その“感情”と身体の状態がかなり深く結びついているように感じた。

そして、そのねじれを解消するためには、本人自身がその感情を自覚する必要がある気がした。


だから私は、かなり率直にこう伝えた。


「子供を産む、産まないは、“感情”ではなく、“選択”の問題です。」

「子供を産まないという選択自体は、決して悪いことではありません。」

「ただ、その問題を“感情”と結びつけすぎない方がいいと思います。」


今思えば、かなり唐突な言い方だったかもしれない。

でも、その時はそれ以外に言いようがなかった。


すると彼女は、少し驚いたような顔をした後、静かにこう言った。

「私は、本当に子供を産みたくないんです。」


私は続けて、

「それでいいんです。」

「ただ、“感情”ではなく、“選択”として扱ってください。」

とお伝えした。


その場は、それで終わった。

翌月、彼女が再びサロンへ来られた時、

「生理痛がかなり落ち着きました。」

と報告を受けた。


結果としては、それで良かったのだと思う。


ただ、帰り際に彼女がぽつりと言った言葉が、今でも少し残っている。

「私が子供を産みたくないと思うようになった、強烈な体験があるんです。」


その瞬間、私は少し考えた。

ここから先へ踏み込むべきかどうか。

だが、あえてそれ以上は聞かなかった。


人には、人それぞれ触れてほしくない領域がある。

無理に開く必要はない。

私は以前から、

「他人の感情が身体へ影響する」

ということは、何度も感じていた。


ただ、この時初めて、

自分自身の感情”もまた、ここまで深く身体へ影響するのかもしれない、

と思った。


怒り。

恐怖。

拒絶。

悲しみ。


そういう強い感情が、長い時間をかけて身体へ染み込んでいくことがある。

もちろん、すべてを感情だけで説明するつもりはない。


そんな単純な話ではない。


ただ、

身体と感情は、想像以上に切り離せない。

そう感じる場面は、実際によくある。


最近は、

身体を見るということは、

その人自身が、どんな感情を抱えながら生きているのかを見ることでもあるのだと感じている。


そして、

もしかすると本当に大事なのは、

「自分自身を労ること」

なのかもしれない。


そんなことを、ふと思った出来事だった。


最近は、対面施術だけではなく、

遠隔サポートや空間サポートも行っています。

身体だけではなく、

その人が抱えている緊張や環境も含めて見ています。


▼ 遠隔サポートについてhttps://www.karadanaoru.com/mirai


松岡祐紀

 
 
 

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