「教える」ということ──15年踊って気づいたこと|カラダナオル誕生秘話(3)
- Admin
- 5月26日
- 読了時間: 3分

京都在住のタンゴ好きの女性から、
「ディエゴ&アルダナのテクニックを教えてほしい」
と以前から言われていたので、先日それを教えた。
ディエゴ&アルダナというのは、今や世界で最も人気のあるタンゴダンサーと言っても過言ではない存在だ。
2025年の世界タンゴ選手権優勝者でもある彼らは、世界中をツアーで回っている。
ただ、彼らのスタジオは東京・祐天寺にある。
以前は彼らのスタジオに歩いて行ける中目黒に住んでいたし、また彼らがそこにスタジオを構える以前から、レッスンに通っている。
すでに10年近くになる。
超一流ダンサーですら、彼らの踊りを研究し、真似するほど圧倒的な存在だ。
そのテクニックを、今、自分はタンゴ仲間に無料で教えている。
無料どころか、借りているスタジオ代は折半なので、むしろ身銭を切っている。
ただ、「教える」ということは、やはり尊い。
教えた相手がどんどん上達していく姿を見るのは、本当に楽しい。
それはお金とは別の喜びだと思う。
仕事でも同じだ。
カラダナオルの研修会では、自分が培ってきた哲学や技術を、かなり細かく共有している。
以前、
「そんなに教えてしまって大丈夫なんですか?」
「競争相手を増やすだけでは?」
と言われたことがある。
正直そういう発想が自分にはあまりない。
最近になって、
「ああ、これは父のDNAなのかもしれない」
と思うようになった。
父は「兄貴のため」「社員のため」が口癖だった。
良くも悪くも、自分のものを他人へ渡してしまう人だった。
タンゴは、自分にとっては膨大なお金と時間をかけて積み上げてきたものだ。
踊り始めて、もう15年近くになる。
ただ、本当の意味で、
「ああ、これがタンゴらしい身体の使い方か」
と分かり始めたのは、実はここ1〜2年だと思っている。
つまり、一番大事な部分がようやく見え始めた。
それを、わりと普通に友達へ無料で教えているわけだ。
遠隔や対面施術についても同じだ。
自分が「これが最も再現性が高い」と思う方法を、できる限り丁寧に教えている。
しかし、あの整体の先生は少し違った。
あの人は「教える」というより、「強制」に近かった。
なぜか大量のにんにくを食べさせられたり、大量の水を飲まされたり、「エネルギーを作る」という名目で、今思えばかなり無茶なこともやらされた。
当時は、
「そういう世界なのか」
と思っていた。
しかし今振り返ると、完全にコンプライアンス的にはアウトだと思う。
それでも不思議なことに、今はそんなことをしなくても、
エネルギーを感じることも、整えることも、コントロールすることも、
ある程度はできる方法が分かってきた。
だからこそ、当時の関係者たちは、あの日々をきっと“黒歴史”として封印したい気持ちもあると思う。
しかし、人間というのは面白い。
その先に光が当たると、かつての苦しい時間すら、どこか尊いものへ変わっていく。
今となっては、感謝の気持ちすら少しある。
結局、人は「過去」そのものに苦しむのではなく、
“その過去をどう意味づけるか”
で、生き方が変わるのかもしれない。
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カラダナオルでは、身体を単なる「部品」としてではなく、
人間関係
感情
環境
空間
そして、その人自身の在り方
まで含めた、一つの流れとして捉えています。
目黒サロンでの対面施術のほか、遠方の方向けにはオンラインサポートも行っています。
▼カラダナオル公式サイト



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