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サリカさんへ

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 6月15日
  • 読了時間: 2分

昨日、サリカさんが亡くなったことを知った。


サリカさんというのは、まだ私がCS60を使って施術をしていた頃、インドで開催された施術会で出会ったインド人女性だ。


現地ではコーディネーターのような役割を担っていた。


とても気が利き、明るく、いつも笑顔を絶やさない女性だった。


初対面にも関わらず、すぐに打ち解けたことを覚えている。

当時、そのチームの中で英語を自由に話せたのが私くらいだったこともあり、自然と会話をする機会も多かった。



今でも鮮明に覚えている場面がある。

施術会の最終日だった。


別れ際に、サリカさんは参加者一人ひとりを抱きしめながら挨拶をしていた。

インドらしい温かさなのか、彼女自身の人柄なのか。


その光景が、とても印象的だった。


そして私の番になった時、彼女は誰よりも強く、長く抱きしめてくれた。

言葉ではなく、人と人との繋がりを感じた瞬間だった。



そんな彼女が、癌に侵されていたという。

三年間も闘病を続けた末に、帰らぬ人となった。


あまりにも突然で、今でも実感が湧かない。

あれほど元気で、あれほど生命力に溢れていた人が。


人の運命とは、本当にわからないものだと思う。

健康は日々の積み重ねだと言われる。


それは間違っていない。

しかし現実には、それだけでは説明できないことが起こる。


どれだけ誠実に生きていても。

どれだけ人に優しくしていても。


病は時として、理不尽なほど突然に人を襲い、大切な人を連れ去ってしまう。

善い人ほど早く逝ってしまう気さえする。


自分に何かできることはなかったのだろうか。

そんなことも考えた。


だが、彼女の連絡先すら知らない。

何もできなかった。


結局、今こうして思い出し、感謝し、祈ることしかできない。


人生は長さではない、とよく言われる。


それでも、サリカさんの死は早すぎると思う。


まだまだ生きて、多くの人を笑顔にしてほしかった。

それだけの魅力がある人だった。


だからこそ、残念でならない。



せめて今は、病の苦しみから解放されていてほしい。


そして、私たちがインドで共に過ごしたあの頃のように、

明るく、

元気に、

たくさんの人を笑わせながら、

どこかで笑っていてくれたらと思う。


サリカさん。

短い時間だったけれど、出会えて本当に良かった。

安らかであることを、静かに祈っています。

 
 
 

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