あと何回、「抱っこ」と言われるだろう
- Admin
- 6月17日
- 読了時間: 2分

先週末、渋谷ではアジアタンゴ選手権が開かれていた。
長年の友人たちが、それぞれの目標に向かってしのぎを削っている。
そんな中、私は千葉でちいちゃんと遊んでいた。
今年で8歳になる姪っ子だ。
すっかり懐かれていて、会うたびに上から目線で、
「抱っこ」
と命令される。
人間観覧車をしたり、肩車をしたり、体を張った遊びに付き合った。
気がつけば15時から22時まで。
帰る頃には、スイッチが切れたようにソファへ倒れ込んでいた。
家にあるぶら下がり健康器で懸垂や逆上がりの真似事を散々していたのだから、当然だろう。
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ふと思う。
あと何回、一緒に遊んでくれるのだろうか。
あと何回、「抱っこ」と言ってくれるのだろうか。
それほど遠い未来ではない気がする。
複数の人から、
「タンゴ選手権には出ないんですか?」
と聞かれた。
正直、それほど強い気持ちはない。
以前の私なら、迷わずそちらを選んでいたと思う。
新しい出会い。
賑やかな会場。
熱気。
挑戦。
人が惹かれるものが、そこにはたくさんある。
でも今は、千葉の田舎で姪っ子と過ごす時間の方が貴重だ。
⸻
それは犠牲ではない。
選択だ。
自分が心の底からそうしたいと思っている。
もちろん、この時間が永遠ではないことも知っている。
姉の長女は、生まれた時からずっと見てきた。
小さい頃は金魚のふんのように私の後ろをついて回っていた。
15歳くらいまでは、気がつくと私の膝の上に座っていた。
まるでそこが自分の定位置だと言わんばかりに。
それが今や21歳。
会えば話はするが、もう昔のようにまとわりつくことはない。
少し寂しい気もするが、致し方ないものだろう。
そうやって、子どもはどんどん成長していく。
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だからこそ、こうして一緒に遊べる時間を尊いと思いながら、慈しみたい。
言われるうちは、全力で抱っこしようと思う。



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