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源泉かけ流しのあるシェラトン

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 7月14日
  • 読了時間: 4分

今回の神戸では、神戸ベイシェラトンホテル&タワーズに三泊した。


このホテルを選んだ理由は、はっきりしている。


源泉かけ流しの温泉があるからだ。


神戸での施術会は、朝8時半から夕方5時まで続く予定だった。


終わったあと、そのままホテルへ戻り、温泉に入ることができる。


それを考えて、施術会の前日から三泊することにした。



施術会当日は、一人ひとり、順番に施術を行った。


初めてお目にかかる方も多かった。


身体を見ながら、いろいろな話を聞いた。


気がつけば、夕方5時になっていた。


施術会を終えると、そのままホテルへ戻った。


そして、すぐに温泉へ入った。


湯に浸かると、一日中張っていた身体が、少しずつほどけていった。


生き返った。


大げさではなく、そういう感じだった。


施術をする側の身体も、当然疲れる。


人の身体を見るということは、自分の身体も使っているということなのだと思う。



神戸ベイシェラトンには、自家源泉100%の源泉かけ流しの温泉がある。


浴衣とスリッパのまま、専用のエレベーターで温泉へ行くことができる。


シェラトンという外資系ホテルでありながら、どこか温泉旅館のようでもある。


温泉があることを知って選んだホテルだった。


けれど、なぜここまで日本的なのかは、泊まってみて初めて気になった。



調べてみると、このホテルは2011年にホテルニューアワジグループが買収し、再生したホテルだという。


当時は赤字が続いていた。


普通に考えれば、神戸や大阪へ来るビジネス客を増やそうとするのだろう。


けれど、ホテルニューアワジは、そこを追わなかった。


自分たちが温泉旅館やリゾートホテルで培ってきたものを、シェラトンへ持ち込んだ。


新しく温泉を掘る。


浴衣で過ごせるようにする。


兵庫県の食材を使う。


便利さだけではなく、ホテルでゆっくり過ごしたい人に向けた場所へと変えていった。


それで、ようやく納得した。


シェラトンに、たまたま温泉があったわけではない。


ホテルを再生するための中心に、温泉が置かれていたのだ。



施術会の翌日は、妻と二人で淡路島へ行った。


車で島を巡り、海を眺め、海鮮丼を食べた。


特別に多くの予定を入れていたわけではない。


気になる場所に立ち寄りながら、一日を過ごした。


施術会のために神戸へ来たのだが、そのおかげで、妻と二人で淡路島を訪れる時間もできた。


仕事と休みの境目が、少し曖昧になる。


こういう旅も悪くない。



ホテルニューアワジは、淡路島でも、経営が難しくなったホテルや旅館を次々に引き受けてきたという。


すべてを壊して、新しく作り直すわけではない。


そこにある景色。


温泉。


食材。


建物。


それぞれの場所が持っているものを見直し、別の役割を与えていく。


再生とは、新しいものを加えることだけではないのだと思う。


すでにあるものの使い方を、もう一度見つけることでもある。


それは、身体と少し似ている。


調子を崩した身体も、すべてが壊れているわけではない。


本来持っているものが、うまく使えなくなっているだけのことがある。


無理に別のものへ変えるのではなく、その身体にすでにあるものを見つけ直す。


そうすると、また動き始めることがある。



三泊の間、何度も温泉に入った。


部屋で休み、温泉に入り、また部屋へ戻る。


何かをしなければならないわけでもない。


ただ、ホテルの中でゆっくり過ごす。


源泉かけ流しの温泉がある。


それだけで、このホテルを選ぶ理由としては十分だった。



今日は、一日かけて車で千葉へ帰る。


急がず、休みながら帰るつもりだ。


そして明日は、宮薙である。


宮薙という名の、草刈りの日だ。


朝から一日、神社の草を刈る。


淡路島から神戸へ。


神戸から千葉へ。


施術の時間から、温泉の時間へ。


旅の時間から、草刈りの時間へ。


温泉で生き返った身体を、今度は草刈りに使う。


なかなか忙しい。


けれど、そうやって身体を使いながら、また日常へ戻っていくのだと思う。


参考:


 
 
 

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